福島南相馬市に行ってきました

3/30。行ってきました。福島県。沖縄の歌手「◎ターシ」さんがボランティアのリーダーとして頑張っている幼なじみに会いに行くとのことで、「Mちょ」さんの車で、物資も積んで、同行させてもらいました。

現地とは南相馬市。原発の30Km圏内。屋内退避の場所だ。原発の上の方なので東京からは迂回して行かないといけない。東京から東北道を北上、福島西インターで降り115号線を相馬市に向かう。そこから6号線を下に行けば南相馬市だ。

道中、渋滞、道路が崩れている、一般車は通れない、などトラブルが予想されるので夜中に出発。しかし道路はまったく問題なく通ることができ、朝には無事、南相馬に着きました。しかし遠かった〜!。6、7時間ぐらいかかりましたね。「Mちょ」さん。寝ずの運転お疲様です! 

115号線で夜が明けます。東の空に風船みたいにな、たよりない太陽。今日は雨にしないでおくれよ。原発の方向に近づくにつれ緊張感が漂います。

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途中、自衛隊や警察、物資を運ぶトラックなどはたくさん見ましたが、普通に走っている分には被災している感じはあまりわかりません。もっと海側に行かないとないのかなあと思っていた頃、でました。これです。

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相馬市から南相馬市に向かう6号線。崩れた家屋、たくさんの船、瓦礫やらなにやらが散乱しているところがありました。テレビでは見てましが、実際見ると衝撃的というか、現実離れしていて実感が湧きません。海から遠いのにここまでくるかという感じです。道路を乗り越えて反対側にも津波がいってますね。こんなに広い範囲をどうやって片付ければいいのか途方に暮れます。



そんな気持ちで南相馬市のボランティアセンター着きました。車に「絶望からはい上がるぞ」の言葉が!

南相馬ボランティア車.JPG

屋内退避という厳しい状況の中、ボランティアが集まっていますね〜。物資もたくさんありましたよ〜。頼もしいね。こういう最前線でがんばっている人が一番偉い!。うちらも成人用オムツやドックフード、お菓子など届けてきました〜。物資を倉庫に運び込みます。ボランティアも若いから、何だか、昔やった引っ越しのバイトを思い出したよ。持って行ったクマのプーさん。だれか必要な子供に届くといいなあ。

南相馬物資1.JPG

◎ターシさんはここで三日間ほど泊まりながらボランティアすることに。ギターも持ってきてるんで歌でも元気づけてくれる事でしょう!

我々はいろいろ町を見学してから帰ります。屋内退避の南相馬市はやはり人がいない。車はちょこちょこ通るんだけど、家の中も人の気配がない。空いているお店はない。避難したのか家の中にこもっているのか。あら〜野良犬がいたよ。飼い主が置いてったんだな。こういうのを見ると心が痛む。どうか人のいるところに向かっていってくれ!。ボランティアセンターでも足の悪そうな元気のない太ったダックスフンドがいた。犬のボランティアの方が引き取りにくるようだが、現場ではまだまだ犬までは救えない。今後被災した犬達が大量に保護されるだろう。そういう犬達の里親探しや一時預かりなどで支援していくつもりだ。

そして南相馬市の現状を見ると原発に対して怒りがこみ上げてくる。原発さえなければ。今頃、少しずつでも復興に向けて頑張って行けたのに。原発のおかげでこうなった。原発は今後なくなるべきだし、実際なくなるだろう。

さて先ほどの津波の被害のあったところを海側まで行ってみる事に。広い田園地帯が津波に覆われている。行けども行けども津波の跡が続く。ほんとうに広い。こんなものが東北の沿岸部に延々に続いているのか。この被害の広さは途方もないよ。こんな広いところを全部捜索できるわけがない。ひょっとしたらそこの瓦礫の下に死体があるんじゃないかとか、あそこの鳥が集まっているところは何だろうとか、緊張が続く。この状況は精神的にかなりくる。こんな中で日々死体を回収する仕事をした自衛隊や消防や警察など、PTSDになってもおかしくない。こういう現場は怖い。


6号線にもどって相馬市に向かう途中、空いているローソンがあった。入ってみると棚は2/3ほどだが、ちゃんと物が売っている。おにぎりも弁当もビールもタバコもある。きっといろんなことが日々、復旧していってるのだろう。ありがたいことだ。しかしガソリンはまだまだ行列しないと手に入らないようだ。

次は相馬市に来た。市長さん「ろう城」メルマガを発行するなど、がんばっているところだ。
http://www.city.soma.fukushima.jp/0311_jishin/20110324_melma.html
ここまでくると普通に通行人がいるし営業しているお店もある。すごくホっとする。

学校のグラウンドにたくさんの車が止まっている。避難所だ。車の中に犬がいる。そうか。ここの避難所は犬が中に入れないのですね。外にも何匹か繋がれてる。こんな非常事態なんだから犬も屋内に入れてほしいんだけど。

「ポチたま」の松本君が署名運動しているそうだ。偉いなあ〜。さっそく署名します!
http://www.n-d-s.tv/pet-rescue/shomei.html

体育館にはテレビで見るような大勢の避難してきた方達がいました。いつ、もとの生活に戻れるのか不安な毎日だと思いますが、正直、自分はこの光景を見て、とてもホっとしたんです。それは人がたくさんいるからです。やっぱり人がいないとどうしようもない。人さえいればそこからなんとかしていける。そういう安心感。そして子供たちは体育館を走りながら笑っている。この子供が笑うというのが、なんとも心を癒してくれるんだよね。

そしてありがたいもの。自衛隊にお風呂コーナーが。広島の部隊なのだろうか。のれんがついてますよ〜。こういうのっていいですねえ〜。

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というふうに、だいぶ後方からですが現場の感じを見てきました。凄いヘビイな状況を見た訳ではないですが、気持ち的にかなり疲れました。最前線で頑張っている方々は大変だろうと思います。心から尊敬します。彼らを応援しなくてはね。

東京に戻ってくると、もう何日も帰ってこなかったような違和感を感じたよ。たったの一日なのにね。現場とのギャップがありすぎ。こんなに人も多くて、物も溢れて、放射能の心配もないに等しい東京で「買い占め」!?はっきりいって信じられない行動です。

被災した皆さんにとっては、僕らが普通に暮らしている「日常」。それこそが天国だと思う。スーパーいって買い物したり、ご飯作ったり、学校いったり仕事したり、そういう日常生活に戻る事が一番の願いだろう。救援物資や義援金などはもちろん大事だけど、福島産のもの、東北産のものを買うっていうのは凄〜くいいことだと思う。お花見が自粛らしいけど、自粛したって被災地の人にとっては全然関係ないので、それこそ東京中が福島産の日本酒やら名産品でお花見しまくればどれほどの支援になるだろうか。かなり強力な支援になりえると思うが。

ということで長文読んでくれてありがとう。またこれを書いていて自分の撮った写真の少なさにあきれています。もっとたくさん撮ってくれば現場の感じが伝えられたのにね〜。

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