うりずん41ありがとう

日曜の新大久保「うりずん41」来ていただいてありがとうございました。いかがだったでしょうか。沖縄イベントの楽しい雰囲気の中、出演者を通して長年の基地問題もかいまみえるよう、そういう試みでした。コザ育ちの玉城まさゆきさん。キャンプハンセンのある金武で生まれた岡村さとし、米軍ヘリの落ちた沖縄国際大学に通っていたシーサー玉城。マッシーの育った首里の城西小学校は日本軍の司令部豪のすぐ側です。僕らに限らず沖縄で育った人は多かれ少なかれ地上戦の悲惨さ、米軍統治時代の酷さ、基地問題が改善されない怒り、そういうものに触れてるんだよね。

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そんな沖縄ではあたりまえのことでも東京に出てくるとほとんど知られていないことに驚きます。なんとか知ってもらいたいんだけど、沖縄は青い海の南の楽園でしょ。テーゲーでナンクルナイサの風土だし。泡盛とオリオンビールでカチャーシーさ〜。そんな楽しいイメージで溢れたライブの中で基地問題のこと話すって、なかなかできない。盛り上がるライブやイベントはもちろん楽しいんだけど、いつもなにか言い足りない気持ちがあるんだよね。「こんなに出演者がいるのに誰も基地のことに触れない!?なんなんだよ」っていう気持ちもやっぱりあるわけよ。だからこの「うりずん41」は特別なんだよな。

今回マッシーはソロコーナーを設けてもらい2曲歌いました。戦後に捕虜収容所で歌われた「屋嘉節」。復帰運動のときに歌われた「沖縄を返せ」。とても重要な曲ですが普段はなかなか歌う機会がなく、特に大きなステージでは初めて歌ったかも。「屋嘉節」は悲しい歌なのでなるべくきれいに、静かに、波の立たない湖のようにやりたかった。そして「沖縄を返せ」は軽快な行進曲風なんだけどザラついた質感で怒りを表現したかった。自分なりのアレンジでやったのも長年の想いが凝縮した結果です。

外の通りでは右翼の在特会がデモをやっていた。韓国人に罵声を浴びせるような行進だった。初めて見たけど、ほんと最低の連中だった。とても恐怖を感じた。こんなやつらが荒らしにくるなんてこの町の韓国料理屋はなんて大変なんだろう。デモが目の前を通り過ぎるのを見ながら、もし自分が韓国系だったら、このデモが沖縄に対するものだったら、そう想像してみると、怒りと恐怖でムカムカしてきた。韓国や中国のやってる反日デモも、こんなやつらがやってるのだろうか。だとしたら、こんな奴ら同士のケンカに翻弄されたり巻き込まれたりするのは絶対ごめんだと思った。世の中が右傾化したせいで差別主義者たちが横行する。

学校同士の喧嘩っていうのが中学校の時とかあっただろう。お互いの学校の不良同士のケンカ。挑発しあったり報復しあったりとかさ。不良同士でやってる分には青春かもしれないけど、それが原因で学校同士が戦争したり殺し合いになったりしたらどうだろう。国同士の戦争ってそういうもんじゃあないのか。平和に暮らしたい人が大多数なのに一部の好戦的な人間のせいで戦争になってしまう。

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沖縄の基地がなくなると中国がせめて来るといわれる。だから米軍基地が必要だと。ほんとに攻めてくるかどうかもわからない中国の脅威と何十年も実際に苦しめられ悔しい思いをさんざんしてきた米軍基地の脅威と、どっちが沖縄にとって脅威なのか。そりゃ1対99ぐらいで米軍の方が脅威なんだよ。でも尖閣諸島で中国が攻めてくるぞとやれば米軍基地必要でしょと簡単になっちゃうんだよ。沖縄の海をつぶして新しい基地も作ろうとなるわけだ。沖縄の苦しみは終わらない。

沖縄では独立を求める声が増えているという。10万人集まってあれほどオスプレイをやめてくれと訴えたのに。ウチナーンチュの悔しい思いを飛び越してオスプレイは簡単に基地に入ったよ。大勢の要請団を東京に派遣して訴えたのに大して話題にもならない。マスコミに報道されなければなかったも同然だ。じゃあ沖縄はいったいどうすればいいんだ。もう独立しかないじゃあないか。それ以外に希望が見えない。そう思う人が出てくるのも当然なんだよ。そういうとネトウヨがまた「中国が裏で沖縄をたきつけて米軍を追い出そうとしている」っていうんだよな。沖縄のことなんかどうでもいいと思ってるやつらの意見なんか聞く耳持たん。沖縄のことを親身になってくれる人のことは聞くけどね。とにかく沖縄のことは沖縄が決める。そんな未来がくるといい。
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