ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 70点

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]

強欲な男ダニエル。利己的で他人の成功がゆるせない。恐らく酷い幼少時代を送ったのか。それ故に息子や弟。身内を大事にするところもある。家族の愛に飢えている。でも愛情をうまく表せない。かわいさ余って憎さ100倍。石油で大きな富を築き、そのおかげで改心することもなく、どんどん醜悪になっていく。やはり彼にはやはり感情移入はできない。そこがいまいち感動できなかったところだ。西部開拓時代を舞台に、採掘の様子や、火災事故、カットせずにじっくりと映すカメラに引き込まれる。監督ポール・トーマス・アンダーソンの演出は力強い。キューブリックのような迫力がある。次回作が楽しみだ。音楽がまた鮮烈。ホラーチック。なんとレディオヘッドのギタリスト「ジョニーグリーンウッド」だった。こんなのも作る人なんだ。驚いた。ところでダニエルは欲深い男だがこの映画には女性はほとんどでてこない。何故だろう。そういえば弟との浜辺のシーンは少しゲイ的だっただろうか。はたまた地中から吹き出す石油の炎こそがダニエルの性の代償行為なのか。満たされない男。億万長者になっても結局満たされない。
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