戦場のピアニスト 85点

戦場のピアニスト [Blu-ray]

すごい見応えあったな。ユダヤ人迫害ものはいろいろ見たからもういいかとも思ったんだけど、一度見始めたら最後まで一気に見てしまった。こういう映画って重そうだから見るのを躊躇してしまうんだけど、最初の感じはわりと軽やかで話にスーっと入っていける。ワルシャワに住む知的で裕福なユダヤ人の一家。ナチスに町を占領されユダヤ人への差別や迫害が日に日に酷くなっていく。このじわりじわりと状況が悪くなって行くのがリアルだなあ。ほんとこんな感じだったんだろうね。最初は財産をどう守ろうか?とか、まだ余裕あるんだけど、だんだんそれどころじゃなくなってくる。近所に住む人々が大した理由もなくドイツ兵にいきなり殺されるシーンはショッキングだよ。運良く逃げ出せた主人公は隠れて暮らす。物音を立てないようにしてるんだけど部屋にピアノがあるじゃないか。それを想像で弾くシーンがなんとも切ないよ。こんなつらいときこそピアノを思いっきり弾きたいだろうに。それができない辛さ。エア楽器というみかたをすればこれほどのエアピアノはないだろうね。そして最後に身も心もボロボロの状態で実際にピアノを弾くシーン。最初は恐る恐る、最後はほとばしる想いが洪水のように鍵盤にあふれでる。楽器の演奏シーンでは歴代最高の感動だったかも。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント