ベルリン・天使の詩 85点

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ヴィム・ベンダースの1987の映画。再度鑑賞です。当時、結構はやったんじゃないかな。アートでおしゃれなイメージだった記憶がある。

全編、詩でできたような映画だよねえ。繊細なイメージ。詩というより人々の心の声がどんどん通り過ぎて行く。今見るとまるでツイッターみたいだね。

ベルリンに住む守護天使達。みなさん渋いおじさん達。人間に寄り添い人の心の声を聞いているんだよね。人々をちょっと元気づけたりはできるけど、その暮らしに影響をあたえることはできないんだよな。ただ見守っている。人によって哲学的なつぶやきもあればお金の心配とかそういうのもある。辛い想いをしている人には特に天使は寄り添って見守っている。自殺直前の男の声のくだりが悲しいね。

心優しい映画ですねえ。モノクロの映画です。天使が人間界にやってくるとカラーになる。最後の方にカラー世界の中に白黒の天使が座っているシーンがでてくる。ここがシュールな感じで凄くいいんだよ。「パリ・テキサス」のカラー映像美が素晴らしかったのでこの作品ももっとカラーの部分がほしかったかなあと思ってしまう。

それでも白黒の映像に現代音楽的なチェロみたいなクラシックがかぶったときの芸術パワーが凄い。鳥肌が立つ。パリテキサスもそうだけどヴィム・ベンダース監督は音楽の使い方が凄く上手い。

とても個性的で素晴らしい映画なので、これが人生最高の映画という人がいてもおかしくないのだけど、正直退屈なところも多いです。もうちょっとストーリー展開とか、映像美とかがあるとよかったのだが。
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