Uターン 90点

Uターン [DVD]

オリバーストーン監督の1997年の作品。初めて見ましたねえ。脚本最高ではないか。映像もメチャカッコいいではないか。キャラもたちまくり。これは大傑作ですね。

出だしの車から上がる白い煙でもうすでに最高。演出もバッチリ決まってる。落ち着きのないような繰り返しのショットをパパっといれてくんだよね。あれは不思議なやりかただなあ。これがなんとも映画のテンションを高めるんだよなあ。コーエン兄弟やタランティーノ好きなら間違いなくおすすめ。あまり有名でない作品なだけに掘り出し物気分でしたよ。

ショーンペンが車の故障で、砂漠の中にある小さな町に立ち寄る。車の修理はなかなか終わらない。そこでいろんなトラブルにまきこまれるというお話。ワイルドでクールな映画なのだが結構コメディなんだよね。DVDのジャケットも暗いトーンだからこれは意外でした。ショーンペンもチンピラ風情なのだが本気の悪人でもなく憎めないとこがあるのでだんだん感情移入してしまう。切符が買えなくてついに半泣きになってしまうとことか可笑しい。

キャラの描き方がまた素晴らしい。登場人物ひとりひとりが丁寧に描けているし、有名俳優の意表ついたキャスティングで凄い個性的だった。なめてかかった修理工が意外に手強くて何考えてるか分んないし。下心で近づいた美女には恐ろしい亭主ニック・ノルティがいるし。ホアキン・フェニックスとクレア・デーンズのバカなカップルの揉め事に何故かまきこまれる。追ってくる借金の取り立て屋。などなど、一人一人の思惑が交差し合ってラストにむかっていく。ジェニファーロペスが裏切るのか?っていうところが最後まで目が離せないサスペンスになってます。

濃いキャラに主人公が翻弄されるっていうとこはコーエン兄弟のような話だよねえ。いい脚本です。脚本、原作はジョンリドリーという人。黒人なんだねえ。意外だなあ。アカデミー賞をとりそうな「それでも夜は明ける」も彼の脚本だそうです。

謎のホームレスが死んだ犬を連れてるっていう設定とネコを蹴飛ばすシーンがあるので俺の嫌いな動物虐待か?と思ったのだけどネコに逆襲されるシーンが大爆笑だったし、犬の最後のあれは、爆笑しつつも感動の余韻も残るといういいエピソードでした。
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