ドニーダーコ 70点

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2001年の作品。夢遊病の気のあるドニーはウサギ男に世界の終わりを告げられる。家に戻ってみると自分の部屋に飛行機のエンジンが落下していた。なぜか機体は発見されていない。こんなシュールなオープニングにワクワクさせられる。

しかしそのあとは主人公の高校生活が描かれる展開。合間にあらわれるウサギ男とか不穏な空気が漂っているものの、美少女の転校生やいじめてくる不良どもとのやりとりなどなど。割と普通の青春映画になってしまう。デビッドリンチやロストのようなシュールなサスペンスと思ってみたのでちょっと期待はずれ。ここで60点まで評価が下がってしまった。監督はこれがデビュー作なんだけど、安定感のある演出がまた物足りなかったかな。ちょっとスピルバーグ風。インディーズ映画みたいな個性があればよかったのだが。

しかし、後半はとても素晴らしかった。世界の終わりまであと何日〜とずっと期待を引っ張っているのだが、そんなハードルを上げているにもかかわらず、うならせる展開。キーとなるウサギ男の意外にあっさりとした正体。こういう脚本はほんと上手いと思う。謎のオババもさりげなくスルー。エンジンの落ちてきたことの悲しすぎる理由。ドニーの決断。タイムトラベルだったのか妄想だったのか。ちょっと意味不明っぽい感じにな展開。そういうサジ加減もいいバランスだ。この後半でググ〜と評価アップはするものの、合計としては70点。
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