ドラマーのためのヘッドホンモニター

イチャリバーズは本当はメンバー4人で楽器的にはドラムとベースと三線と歌。三線がギターの代わりをやっているわけだ。楽曲にはどうしてもコード進行が必要なので、ベースさえはいればなんとかコード感をだすことは可能だ。そのために自分の三線奏法もいろいろ編み出してきた。ギターがいればコードをだすことは容易いけど、カチャーシーや民謡の早弾きの曲などはコード進行というものがほとんどないので、ギタリストをもてあましてしまう。ということでギタリストだけどもベースも弾ける「川満ケイ」とかベースだけど三線も弾ける「スージー」がイチャリバのなくてはならないメンバーなのだ。

しかしどうしてもこの二人の都合が付かずドラムと三線でやらなければいけないときがある。俺とシーサー玉城の2名でのステージなら最初からカラオケを使ってやるんだけど、ドラムがはいった3人編成ってのがどうしたものかという感じだった。

各演奏者がモニターがばっちりできる環境と十分なサウンドチェックができるのであれば問題ないのだけど、なかなかそうもいかない。リハではちゃんとモニターが聞こえていたが本番になってお客さんが入ると、その声や手拍子なんかでモニターが聞こえなくなってしまうこともある。

そもそもドラマーやパーカッションはオケに合わせてプレイすることが難しい。自分のドラムの音でオケのテンポがわからなくなってしまうからだ。俺も他の人の演奏でオケを使っているところにジャンベを抱えて入っていったもののオケとズレてしまって迷惑をかけたことがあった。

ドラムなんかのリズムが入ったオケに合わせて楽器を弾くことは簡単だ。しかしその逆はとても難しい。

ということでドラムがはいるオケにはカウベルのテンポをきざむ音を大きな音量でいれていた。かなり大きな音量でいれないとドラマーはモニターできない。楽曲そのものにコン、コン、コンとカウベルが大きな音ではいると凄くマヌケな感じになってなんだかなあーとなってしまう。

もうドラムのモニターはあきらめて、ベースなしで曲を演奏してたりしてた。低音がゴソってぬけた感じで、コード感も希薄だけどしょうがない。

しかしここで新たな方法を思いついた。ドラマーだけに聞こえるカウベルのクリック。外のスピーカーには出力されない方法だ

ステレオのカラオケをつくるときに片方だけにカウベルを入れる。RチャンネルだけにカウベルをいれてLからはカウベルは聞こえないようにするのだ。そしてドラマーはRチャンネルをヘッドホンでモニターする。ミキサーの方にはLチャンネルだけ出せば外にマヌケなカウベルが聞こえることもない。

自分はiPODでオケを出すから、そのミニステレオ出力がヘッドホンとミキサーに分岐できればいい。この条件を満たすケーブルをサウンドハウスで探してみた。しかし残念ながらこの条件をバッチリ満たすケーブルはなかった。

ということで家にあるコネクターを総動員して作ったのがこれだー。

すごいことになってる。

drummer_monita.jpg

ステレオミニ→(R)ピンプラグ→フォーンプラグ(モノ)→フォーンプラグ(ステレオ)→ステレオミニ→ヘッドホン

これでドラマーはRチャンネルから聞こえるカウベルのクリックを聞きながらドラムを叩くというわけだ。iPODのボリュームは最高に大きくするのでLチャンネルからミキサーにはフォーンプラグで送っている。

ということで本番ではまだ一回しか使ったことないんだけど一応はうまくいった。今のところ部品が多すぎるのでどっかが接触不良を起しそうなのが恐い。ということでいつかこういうケーブルを自作で作るのがいいと思う。あとはドラマーが手元でヘッドホンのボリュームを操作できるのがいい。しかもドラムを叩きながらボリュームをいじれなければならない。




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