イリオモテヤマネコの為に徐行を

9/21は久しぶりに志ぃさん(藤木勇人)の一人芝居「うちなー妄想見聞録25」を見に下北沢の駅前劇場へ行ってきた。念願だった「立川」の姓を使えなくなってしまって… ただの「志ぃさー」になってしまったのですが、内容は今回も素晴らしかったねえ。お客さんとの暖かい空気。沖縄を感じて笑って、そして為になる。やっぱ来てよかったー。

今回はイリオモテヤマネコの話がメイン。その発見に大きく貢献した戸川幸夫さんは動物が好きすぎて動物作家になって、ヤマネコのうわさをききつけ西表島に渡る。それを志ぃさんはタイムスクープハンターが同行して解説するという演出でうまいことまとめていた。エージェントの報告という形でイリオモテ島や当時の状況を説明させる。これはうまいやりかただ。そのエージェントは西表島の生き物に変身して同行する。ハブになったり蚊になったり。そうやって牛車にのっている戸川幸夫さんなんかを追跡するわけだ。

ヤマネコの証拠はなかなか見つからない。それはイリオモテ島の人々が死んだヤマネコをみつけても食べていたから。そうだよねえ。貴重なネコだなんてしるよしもないし、食べ物に乏しいわけだから。そんなことで骨や皮をさがすのでさえ苦労したんだ。

そして懸賞金までかけてついに生きたヤマネコが島民によって捕獲される。初めてヤマネコに会えたときの戸川幸夫さんの喜びはどんなだっただろうねえ。

その感動を自分は追体験することとなった。一人芝居の最後の最後に、会場の明かりを消して、再び電気がついたとき、な、なんと、イリオモテヤマネコが登場!!。志ぃさんが剥製を借りてきたのだった!実は博物館に剥製を見せてもらったら耳が破損していたので業者で直すことになったそうで、そんな流れで借りることができたそうだ。



イリオモテヤマネコは、はっきりいって、見た目が普通の猫とかわりない。ただ見ても、フーんとしか思わないだろう。しかし、この志ぃさんの話の流れで、実物をみると、もの凄い感動があって自分は泣いてしまった。そのヤマネコがいかに貴重な存在なのかっていうことが知識ではなくて体験としてはいってきた。あらためて志ぃさんの一人芝居の演出の面白さに拍手するとともに、ヤマネコを守らなくてはという気持ちももつことができた。

今、現在、イリオモテヤマネコの生息数が少なく、交通事故で死んだりすることが深刻なダメージになっているという。普通の猫みたいに繁殖力が強くないんだろうねえ。島で10万年も生きてきたヤマネコが絶滅しちゃったら?それはありえないほどの酷い話だ。ということで皆さん。西表島では徐行ですよ、徐行!得に夜は絶対に飛ばしちゃダメ。

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