GODZILLA ゴジラ 75点

ゴジラです。ギャレス監督は前作はインディーズ映画「モンスターズ地球外生命体」だったから、突然超大作の監督になったわけで、ちゃんと監督できるんだろうかと心配していたんだけど、これがちゃんとした映画だったんで驚いた。監督って誰がなっても成立するものなのかね。編集や脚本や撮影監督とかいろんな人がいて自動的につくれてしまうものなのか?不思議だなあ。

そしてちゃんと「モンスターズ地球外生命体」で感じたギャレス監督の個性もでてるんだよね。ここがとても楽しめた部分だった。怪獣そのものよりも怪獣の通ったあとのビルの壊れたとことか、避難民の車の大渋滞とか、大災害みたいな描写が結構フォーカスされてる。ゴジラもバスに映ってるとことか、全身を捕らえたあとにドアが閉まるとか、見せ方が上手い。そしていかにもハリウッドエンタメっていう作りじゃなくて、少し大人の作りというかね。75点という点数なんだけど、もう一回見たいと思わせる映画だった。

MUTOっていう昆虫みたいな怪獣がでてくる。かなり突飛なデザインだけど、演出がしっかりしていて違和感なかったのが凄い。オスメス出逢ったときに「モンスターズ地球外生命体」みたいな愛情?みたいな描写があるし。このへんは監督のこだわりかな。発光するところも「モンスターズ地球外生命体」だね。

米軍チームがパラシュートで降下するシーン。ここが「2001年」みたいに現代音楽「リゲティ」のコーラスが使われてて、なんか異様なシーンでした。こういう不思議な感じ、次回作ではどんなことやってくれるのか楽しみだ。

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なんといっても、このビジュアルが斬新。南の青い海に現れるゴジラの背びれ。今回のゴジラは夜とか曇り空が多かったからこういう昼間の晴天のゴジラをもっと見てみたかった気はする。とにかくゴジラをかっこよく描くっていうのがほんとすばらしかった。

でも相変わらずキャラクターや人間ドラマは希薄。そこが、ドキュメント風な雰囲気でリアルさをかもし出す効果はあるにはあるけど。せっかくの渡辺兼もほとんどなんの活用もされなかったのは残念。

最近のCGだけど見ていてCGって思うのがあまりない。エリジウムでも思ったけど。カメラの手ブレみたいな動きが表現されてるんだろうか?これがあるとないとでリアルさが全然違う。「そこに実際いる人が実際に撮った」っていう感じがないと、とたんに興ざめの映像になっちゃう。そのへんの塩梅もVFXに慣れた監督とそうでない監督で違ってくるのかな。

日本の原発事故とかバッチリ描かれてるのが驚いた。津波描写もリアルだし、日本で公開していいの?っていう気もするけど。
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