チャッピー 85点

面白いじゃあないのーー。チャッピー。このかわいいタイトルとロボットがギャングに育てられるっていう設定が、あまり興味をひかなかったんだよねえ。超映画批評でもまあまあな感じの評価だったしー。しばらくスルーしてたんだけど、見たら、一気に作品世界に引き込まれ、最後まで釘付けでみてしまった。やっぱ「ニール・ブロムカンプ」監督いいわ〜。「第9地区」も「エリジウム」も好きだから、自分はこの監督と相性がいいのだろう。

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エリジウムにも警察ロボットでてきたよね。あれ結構恐かったんだよ。ロボット兵士で恐いって思ったのあれが初めてだった。ああいうロボットからこういうチャッピーみたいなキャラを作るっていうのがナイスアイディアだよね。

この人の演出好きなんだよね。ドキュメントっぽいノリがね、リアルさがあっていいんだよね。カメラの動かし方とか。ライブ感があるよね。車もドア閉めずにガーーって走るし。近未来なのにスラムっぽいジャンクな感じ。ペンキでぬられたマシンガンとか。世の中のSF映画、全部この監督に撮り直してもらいたいぐらいだ。スターウォーズとか絶対いいと思うよー。

全体的なこじんまり感もちょうどいいよねえ。これは「クロニクル」や「ルーパー」でも感じたことなんだけど。大作っぽくつくると大味になって面白くないんだよねえ。新鮮味がない。

また今回はキャラがすっごくいい。なんといってもギャング夫婦。奥さん「ヨーランディー」パンクなファッションなんだけど声がキュートでチャッピーを自分の子供のようにかわいがってさ。戦闘ロボットだったチャッピーが「ママーママー」と慕っていくのが可笑しい。ヨハネスブルグのギャングでヤバい感じに子育てドラマを持ってくるのが面白い。

これ南アフリカのヒップホップ夫婦の「ダイ・アントワード」という人達なのだそうだ。俳優じゃなかったのか。存在感凄いよ。いろいろPV見てみたら、これもまた凄く面白くて、ちょっと見たことないセンス。南アフリカきてるよ。

彼らと対照的なまじめな開発者もいいよね。スラムドッグミリオネアの人だね。魅力的だった。第九地区では主人公がエビになっちゃうわけだけれども、チャッピーでも似たとこあるね。人が別物になっちゃうっていうテーマも共通してますね。それもわりとあっさりなっちゃうとこが意表をついた展開でした。

ヒュージャックマンが悪役だったね。意外。なかなかよかったけど、ちょっと小粒だったかな。いい人そうなヒュージャックマンがあんな姑息な人間にみえないというかね。シガニーウィーバーも出番が少なかったね。もっとストーリーに絡んでほしかった

胴体まっ二つシーンがカットになって騒いでるみたいだね。正直どうでもいいかな。残酷描写は嫌いだし。作品が損なわれたとは全く思わなかったね。むしろ残酷描写は作品のリアルっぽさをそこねるだよねえ。
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