メッセージ 75点

アカデミー賞ノミネートの大絶賛のSF映画ですが、どういう風に面白いのか!?まるで未知。
「コンタクト」みたいな感じなのか?
ちょっとポスターやCM見る限りでは、どういう風な面白さなのか予想できない。

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映画が始まると、女性の主人公、言語学者。その娘との回想シーン。

背景がぼけるような被写体深度の浅い映像。説明を排した、風のように漂う悲しげな感じ。

エンタメではない、なかなか大人の演出です。

そして世界各地に巨大UFOが現れるのですが、SFパニック物のような雰囲気は全然ない。

母と娘というのが主軸になっているので女性的な雰囲気がある。

SFとしては宇宙人の言語を解読する異文化コミュニュケーション。言語学の知的エンタメが面白い。

ただ、やはり、動きの少ない地味な映画ではあります。宇宙人と向き合って話すのがメインですから。人間ドラマとしても、もっと立体的な奥深さが欲しかったか。ジェレミー・レナーとフォレスト・ウィテカーも人物像を浮かび上がらせる何かがもっと欲しかった。

クライマックスである中国の将軍とのやりとりは素晴らしいねえ。将軍の人間性も垣間見れるし、グっとくるエモーショナルなシーンだった。タイムパラドックスな仕掛けも自分は好きだ。こういう凄い展開が中盤にも2つほど欲しかったか。

娘が作る粘土の造形が、あれ、なんで宇宙人のこと知ってるの?ってだんだん回想シーンの仕掛けに気づかせるのもいいよね。回想なのか、未来予知なのか、曖昧にすること自体がこの映画の核心ともリンクしている。そこも奥深い。またもう一度見てみたいと思わせる。もう一度見たら点数上がるかもしれない。

結果、75点ではあるけど。ジワジワ残るとてもいい映画だったと思う。
宇宙人との遭遇ものと、愛と喪失が見事にリンクしていて、テーマの深さが心に残ります。

ドゥニ・ヴィルヌーブ(やっと言えるようなった)監督。いいですね。ブレードランナーも楽しみだし、過去作も見てみないとね。

音楽、非常によかったです。ナナナナっていうモールス信号のような歌声。ミニマルミュージック。すごく今風だし、映画音楽の最先端っていう感じだった。角笛?みたいなクジラの声みたいな音もよかった。なんの楽器を使っているんだろう?

ヨハン・ヨハンソンというアイスランドのアーティスト。なんとブレードランナーにもクレジットされてる。

ボーダラインのメイキング映像で見ることができた。

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